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2011年7月21日 (木)

感じて考える本

久々にゆっくり本を読んだ。 

最近、ミステリーばかり読んでいたので、ついつい読み急ぐくせがついてしまった。

 

  

Kumauchi01

羆撃ち(くまうち) 久保俊治著

ずっと前に「BE-PAL」で紹介されていた本。

 

じっくり味わう本は本当に久しぶり。

作者の久保俊治氏の猟師としての経験が書かれています。

実はワタクシ、「狩猟」って野蛮?ってちょっと斜めな目線で読み始めました。

 

私は猟師になったことも無ければ、同行したこともない。当たり前だけど。

でも久保氏の文章を読んでいると、頭の中に北海道標津岳が浮かび、

その景色の中に、熊とそれを追う猟犬フチの姿を細かに描くことが出来る。

そして引き金を引くその瞬間、胸がギュッと締まってしまう。

 

生業としての狩猟。ビバーグを繰り返して獲物を追う久保氏。

獲物を追っている時は猟師の気持ちになり、引き金を引いた後は獲物の気持ちになってしまう。

読み始めは、鹿や熊、獲物達がかわいそうでならなかった。

なにも撃たなくても。そんなに残酷なことをしなくても。

 

気になりだしたのが、我が家の食卓に上がるお肉達。みんな生きてたんだよね。

「食事とは命を頂くこと」だと知っているつもりだった。

この本を読んで湧いた感情「かわいそう」、これを食卓のお肉に持ったことはない。

なんでだろう。モヤモヤする。本当の意味で理解してなかったんだと思った。

 

猟師として命を頂く久保氏の、その姿勢が「かわいそう」という上っ面な感傷を正してくれる。

いやみなく、説教がましくなく、ごく自然に。

食卓のお肉に対しても、今はすっきりと感謝の気持ちで「いただきます」と言える。

 

久保氏の相棒、北海道犬のフチ。

貰い受けたその瞬間から、猟犬として必要なことを教えていく。

その教え方には一貫性があり、フチの資質もさることながら、久保氏の情熱の賜物だと思う。

うちの犬二匹に、こんなに濃密な関係を求めたことはないな~と少し寂しくなった。

しかし、フチを描写する文章から、手に取る様にフチの気持ちが理解できるのは、犬と暮らしているお陰。

藤助とラガーに感謝。 (← フチとは対極なタイプだけどねσ(^_^;))

 

長々と書いちゃったけど、山と犬が好きな人にとてもオススメな一冊なのです。

 

 

いつもポチっとありがとう。。。と、充実の一冊が読み終わってしまった。あ~今読む本がない~。本読みた~い。

 

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コメント


このごろアクセス出来なくなったりして、こちらを読めないことが多いです。
なんでかな…(>_<;)

うちの先代母黒ラブは、猟犬血統書も持っていました。
うちの子は全く猟の経験はありませんでしたが、家事手伝いなど申し分なく頭の良い子でした。
猟犬とは、飼い主の指示には忠実で、かつ自分でも最適な判断が出来る犬なのだと思います。

ある日、母犬が、縫い針を拾っても長い時間口にくわえて待って手渡してくれた時には、驚愕と旋律とともに感動を覚えました。まったく教えたことがない作業でしたから。

猟犬と飼い主は、ある意味平等で相棒なんですよね。
人間が支配しているのではなく、犬たちの野生に依存しながらも、信頼を築いて共同作業をしているのではないでしょうか。
ふだん町中で犬と生活していると、犬の能力を生殺ししているような気持ちになります。(-.-;)

投稿: はいらっくす | 2011年7月23日 (土) 01時36分

bud>>はいらっくすさん
お久しぶりです。一週間もすみませぬ。。。

はいらっくすさんは確か携帯からの閲覧ですよね。
そう言えば最近、携帯からのアクセスがガックリ減りました。
読めない方が多いのかもしれません・・・とはいうものの、
原因が探れるほどのスキルがありませんweep
でもチョットいじってみます。
 
判断が出来るように育てるって、素晴らしいですよね。
例えば「スワレ」ひとつとってみても、「スワレ」って言われたから座るのではなく、
どういう場面で座るのかを教えることが出来たらいいなと。
もちろん、それには飼い主の行動の一貫性が重要。
 
最近ラガーに、落ちたものを拾う「テイク」を教えていますが、
飼い主がグダグダなので、ラガーの覚え方も「?」です。
ラガーは一生懸命「こう?」って考えて行動しているので、自己嫌悪に陥ります・・・

猟犬と飼い主の様に対等のパートナーになるには、まず人として成長しないと。
道のり遠しです。

投稿: ミナト | 2011年8月 1日 (月) 11時12分

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